岩内町郷土館ブログ
岩内町郷土館でのイベントやお知らせ、
岩内町に関する情報や岩内町の様子などを発信しています。
できごと | 本日午後3時より、第3回歴史講座です!
講師は元ホテルうきよ社長、阿部てる子さん。「おもいつくままに」と題し、町内有数の老舗ホテルを経営していた当時の、様々な出会いや思い出、貴重なお話をしていただきます。
ぜひお越し下さい!
時間:午後3時〜 受講料:500円(資料・謝礼・通信費・お茶・入館料込)
posted by 岩内町郷土館 at 2014年08月10日10:39 | Comment(0)
できごと | 第2回歴史講座。いわない昔ばなし。
去る7月27日、第2回歴史講座が開かれ、今回も多くの参加者に来ていただきました。
講師は島野・岩内町役場元職員、吉田吉就さん。興味深い岩内町裏話を沢山していただきました。
大火後の昭和30年、自校でパン焼き機までも購入し、早期に小学校の完全給食を実現した岩内町。町の混乱期、とにかく欠食児童をすみやかに救済するための「生きた教育」があったこと。
神社境内にある「岩内町開基の記念碑」。揮毫された独特の個性的な(?)文字をめぐり、様々な人々の様々な思惑が……(笑・でも今となってはまことに岩内らしき、素晴らしい記念碑です)。
大火のあと、焦土となった岩内町との合併に、近隣町村でただ一村だけ合意した島野。「こんな時だからこそ、合併で力を合わせ復興を」この心意気を知っている人が、現在どのくらい残っているでしょう。
時間に限りがあったのが惜しまれましたが、吉田先生にはこれからも様々なお話をして頂ける機会があること、期待します。
お天気、お足元の悪い中参加された皆様、ありがとうございました!
次回、第3回歴史講座は、8月10日(日)の予定です。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年08月05日15:35 | Comment(0)
できごと | 第一回歴史講座、満員御礼!
一階企画室にて開催された歴史講座。沢山の人が来てくださいました。
江戸時代の岩内の様子、アイヌとの関わりからはじまり、松前藩、佐藤仁左衛門、庶民のお金にまつわる逸話などなど……。講師の坂井館長が脱線も交えて幅広くお話しました。
とにかく、素晴らしい勢いで次々とネタが飛び出してきます。残念だがどうしても参加できないので、録音だけお願いしますとレコーダーを持ってきた方もいらっしゃいました。
第2回歴史講座は、7月27日(日)午後3時〜 の予定です。吉田吉就さんを講師に迎え「今だから話せる岩内あれこれ」というテーマで開催します。ぜひご参加下さい!
posted by 岩内町郷土館 at 2014年07月13日16:28 | Comment(0)
できごと | やっかいものが、今や目印に?!
当館入口付近(敷地外)の電信柱に絡まるツタ。年々勢いを増しています(´д`)
これがかなり立派だということで、通りすがりの方が立ち寄ってくださったり、「これがホップですか?」と大いなる勘違いをされてしまったりと良かったり悪かったり……。
そのうち電線に絡まるとやはり安全とも言えないので、春先に摘んで、おいとましてもらったはずのなのですが、つんでもつんでも蘇るすごい生命力。館長をして「これが不撓不屈の岩内魂か!」と言わしめております。
どうしましょうかねえ。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年07月08日16:48 | Comment(0)
できごと | 団体のお客様、連日来館されています。夏ですね!
5月の連休は、どちらかというと静かだった(寂しかった)郷土館。最近はグリーンパークいわないさんにご宿泊の団体様が、連日のように当館にお越しくださっています。
しんとした空間で、じっくり展示を見るも良し。また大勢でにぎやかに、当館館長の名(迷?)調子で語られる解説つきでもお楽しみ頂けます!
posted by 岩内町郷土館 at 2014年07月02日14:43 | Comment(0)
できごと | 北海道新聞夕刊に掲載されました!
平成26年6月24日(火)の道新夕刊に掲載。日本国内最古の西川オルガン、その興味深い由来が詳しく紹介されています。
当館では毎年調律をほどこし、また来館された方にも自由に弾いてもらい、百年一世紀を経た美しい音色を楽しんでいただいています。オルガン演奏者によるイベントなども開催しました。メディアでは何度か取り上げられていますが、音楽に興味がありまだご覧になっていない方は、この機会にぜひ当館に足をお運びください!
posted by 岩内町郷土館 at 2014年06月25日14:18 | Comment(0)
できごと | 今年のアスパラ祭りも、大盛況!
朝のうちの小雨で少し心配顔の準備スタッフ、午前9時前より集合し作業を進めていましたが、イベント開始の11時には曇り空ながら、過ごしやすいお天気となりました。
今年は「野生ホップ発見の地記念碑」建立20周年の節目ということで、岩内サッポロビール会が米国お雇い外国人のトーマス・アンチセルのレリーフを作製、その設置除幕式も行われました。
お祝いごとにはつきものの、餅まき!もありました。採りたてのホワイトアスパラ、岩内名産みがきにしんの直売も好評でした。吉田かまぼこさんの揚げたてかまぼこ、藤田菓子店さんの和洋菓子も出店、町内はもちろん、たまたま観光でいらした町外の方にも、たくさん楽しんで頂けたと思います! お集まりいただいたみなさんありがとうございました!
アスパラ完売!
posted by 岩内町郷土館 at 2014年06月15日14:20 | Comment(0)
できごと | 旧会津藩当主 松平容保の書状解読
岩内町ご近在で、古文書のお好きな方はいらっしゃいませんか? ぜひ当館へ足をお運びいただきたいと思います!
写真は、町内柳瀬家所蔵、明治十五年の岩内古宇郡長簗瀬眞精にあてた、旧会津藩当主松平容保の書状です(当館には複写あり)。四月より解読作業を始め、会津史学会の方に確認、訂正等をいただき、やっと全文解読を終えました。内容は当時日光東照宮の宮司であった容保に、簗瀬眞精はじめ当地の有志が支援を行った謝辞、また東照宮再興の静かな志が感じられる文面となっています。
このほかに、容保子息の松平容大(斗南藩主・子爵)から簗瀬眞精にあてた書状もありますが、こちらはまだ、皆様にお目にかかれるほど纏まっていませんので、あしからず後日。
古文書解読は、辞書と関係書籍、その他様々な情報の積み重ねで(個人的感想ですが)かなりのワクワク感があります。まだまだ眠っている資料があるようなので、これから掘り起こしてみたいと思っています。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年06月05日16:34 | Comment(0)
できごと | 職人道具の寄贈がありました。感謝。
町内富岡建具店さん、船大工村田さんより当館に職人道具の新しい寄贈がありました。
船大工の村田さんは、当館展示の「川崎船の模型」作りでもお世話になった方です。たいへん細かい部分まで再現された模型、まさに職人さんならではの精巧さです。
ちなみに、下の写真も、実は模型です。
町内に残る貴重な明治期の建築、「簗瀬邸」。旧会津藩士、岩内古宇郡長をつとめ、明治期の岩内に数多くの功績を残された簗瀬眞精の邸の模型。当時の意匠がそのまま再現されています。
このように模型としてかたちを残していくというところにも、当館の大切な意義があるように思われます。一つの模型から、数多くの歴史の物語が次々と現れてきますよ。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年06月03日16:51 | Comment(0)
できごと | 昭和の岩内町が蘇ってきました。
昭和39年当時の写真。ですがさてこの建物、どこにあったでしょう?
今日より、古い写真ネガのデジタル化作業に入りました。機械操作がわからなかったので、町内モリシマさんに来ていただいて説明していただきました。なあんだ、簡単! ネガを差し込むだけで自動的に、画像が次々とメモリの中へ。すごい時代になったなあ……。この写真が撮られた頃には、想像もつかないような世界になりましたね。
この調子で、岩内町広報で撮影された昭和39年ころの写真、1,000枚ほどをデータ化していきます(すでに約3,000枚をデータ化済み)。
次世代に伝わっていく貴重な資料です。今後皆様にもお気軽にご覧頂けるよう、まとめていこうと思います。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年05月29日16:31 | Comment(0)
できごと | 第一回企画展、あと2週間とちょっとです!
岩内の職人展というタイトルで開催している企画展。神建具家具製作所、岩井履物店、木下菓子店の昔懐かしい職人道具を展示していますが、このうち現在でも営業を続けている木下菓子店さんに、写真撮影の依頼をしてきました。
(素人カメラマンで大変恐縮です)
パネルで展示しています。撮影ご協力ありがとうございました。今は昔……というモノクロームの展示空間に、現在を通り未来へと続くひとすじの色あざやかな道ができたようです。これからも末永く、岩内でおいしいお菓子を作り続けていただきたいと願っております。
同企画展は、6月8日(日)までです。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年05月22日16:09 | Comment(0)
できごと | 最近の当館での、新しい展示です。「石」
この石は、現在建設工事まっさかりの岩内町役場新庁舎の工事現場より運ばれてきました。
岩内神社の大鳥居から、海側に坂を下っていく場所は今まさに桜並木が満開ですが、この右手の方で建設工事が行われています。新しい役場にふさわしく、土手には新しく綺麗に積まれたコンクリートの石垣や階段。
しかし町民の皆様はご存知でしょうが、ここは旧岩内東小学校の跡地でありました。明治34年に校舎建設。その後、学校の統廃合があり、校舎はなくなりましたが、敷地を囲む石垣のみが残っていました。岩内神社の例大祭などには、この前に露店が軒をつらね、石垣の上に警察署の出張所があったりなんかして……。時代の変遷とともに、消えていく景色があるのは世の常ですね。
その石垣の一部が、今回郷土館に展示されることになりました。
郷土館所蔵の「岩内フラッシュ」という映像には、昭和40年代、この石垣の前で吉永小百合さんが出演したドラマが撮影されていた様子なども残っています。機会がございましたら、是非ご覧になってみてください。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年05月09日15:59 | Comment(0)
できごと | 春の花が、咲きましたよ。
写真は5月4日、連休真っ只中の郷土館入口。やっと咲いたチューリップですが、まだ少し冷たい風になびいています。
郷土館入口のお花にお水や肥料をまき、外回りのブロック塀に繁殖するツタと格闘し(むしってもむしっても増える!)、企画展が始まれば、美しい裂き織りのクロスなどで素晴らしいディスプレイを作ってくださる、当館の頼もしいお助け人(館長夫人でいらっしゃいます)が、本日も作業にやって来られました。いつもありがとうございます!
ところで、先月末に郷土館友の会では、視察旅行で青森県深浦市に出かけ、館長がお土産を買ってきてくださったのですが、そのお店、見るからに海産品店。ナント身欠きにしんがあるので手にとって見ると、ナント! 岩内町阿部水産の身欠でありました。やあやあ我らこそは岩内町から旅行で来ましたと、お店のオバチャンに話をしたところ、
「ウチでは岩内からたくさん買ってるんだから、ナンカ買ってってヨ」
館長「いや〜青森来たなら、リンゴなら買うんだけどな」魚屋だからないだろうと思いきや
オバチャン「リンゴ! あるよ〜!」
とのいきさつで、お土産となった青森リンゴの砂糖漬けお菓子。青森市新町、太田由蔵商店のオバちゃん一本!
なかなか美味しかったです!
posted by 岩内町郷土館 at 2014年05月04日14:20 | Comment(0)
できごと | 第1回企画展、始まりました!
4月26日(土)より『岩内の職人展』が始まりました。
今回の企画では、かつて岩内町内にあった神家具店、岩井履物店、そして現在も営業している木下菓子店、それぞれで、実際に使われていた職人道具を展示しています。
岩内は古くから商業地としても大変栄えた町でした。昭和の大火で多くのものが失われましたが、その中でも残された道具の数々に、岩内の職人達の息遣いを少しでも感じ取って頂ければと思います。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年04月27日13:58 | Comment(0)
できごと | 保津船の補修、ピカピカになりました。
展示4年目の保津船。越冬明けの化粧直し。
この保津船が展示された最初からお世話になっている、町内梶浦造船さんの船大工さんが作業に来られました。ひと冬を超えた船は、やはり木造なので手入れを怠ると傷みもひどくなってきます。作業に来られた方は、船の全体に丁寧にウレタンを塗りつけ、壊れた箇所を補修、船に上がって記念撮影もするお客さんのため、掃除もきれいにしてくださいました。昨日から2日間の作業。お陰さまでピカピカになりました。ありがとうございます!
posted by 岩内町郷土館 at 2014年04月24日16:44 | Comment(0)
できごと | 4月20日(日)ホップ記念碑、保津船の清掃作業がありました。
清々しい青空の下、郷土館友の会、サッポロビール会、あわせて9名の皆さんが集まって下さり「野生ホップ発見の地記念碑」の清掃と保津船の修理、旗竿立て等の作業が行われました。笑い声や冗談を交えながらの、和気あいあいのひとときでした。手入れをしてくださる有志の方々がいらっしゃるからこそ、郷土館は永く永く支えられています。ありがとうございます。おつかれ様です。
明治時代、岩内を訪れてこの地に野生ホップを発見したのは、開拓史のお雇い外国人トーマス・アンチセルという人でした。北海道のビール製造の歴史は、まさにここから始まります。今後、この記念碑にトーマス・アンチセルのレリーフが加えられる予定です。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年04月20日13:37 | Comment(0)
できごと | 4月13日(日)第1回企画展の準備が進んでいます。
26日(土)より始まる企画展「岩内の職人展」の準備が着々とすすんでいます。今回の展示では、岩内町でかつて営業していた「岩井下駄屋」「神建具屋」の職人道具、また現在も営業している「木下菓子店」ほかの菓子の木型などを展示します。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年04月13日14:04 | Comment(0)
できごと | 4月12日(土)今年初の団体のお客様です。
少し冷たい風が吹いていますが、保津船の冬囲いも外され、いよいよ郷土館も春本番を迎えました。
12日(土)は、今年初めての団体のお客様が入りました。1時間あまり案内したのですが、「こんな町に北海道初めてのいろんなことがあるとは思わなかった。」「今度また改めて来たい。」とおっしゃっていただき、嬉しかったです。
保津船 昭和26年、岩内で最後のニシン漁に使用された枠船。
posted by 岩内町郷土館 at 2014年04月13日13:34 | Comment(0)
できごと | 雷電海岸はトンネルの外
郷土館に、昭和39年、日本交通公社発行「旅」10月号に掲載された水上勉の紀行文「雷電海岸の孤愁」を、東京12チャンネル(テレビ東京)が30分の番組に製作・放映したものを収録した16ミリフィルムがあります。
それから40年以上たってますので、かなり劣化したものをなんとかDVDにして、今日それの鑑賞会をしました。
40数年前の雷電海岸風景が写しだされましたが、この光景のほとんどは今は全く見ることができません。雷電海岸の旧国道は岩石崩落防止のため閉鎖され、その80%を新しくできたトンネルによって繋がれてしまったからです。
水上はこの紀行文の中で雷電海岸の自然が観光化の流れの中で失われてしまうことを恐れています。しかし、現在は、安全確保のためその自然を見ることができないという皮肉なことになっています。
来年あたり、開発局にお願いをして閉鎖を解除して、「雷電海岸の孤愁」ウオーキングでも実施できれば、と考えています。
posted by 岩内町郷土館 at 2010年10月10日21:33 | Comment(2)
できごと | 入館者3500名超える!
今年の入館者が3500名を超えました。昨年、この数を超えたのは、11月28日でしたから、約1か月半短縮した訳です。3500人超えたってなんぼのもんだい、って思うかもしれませんが、観光都市でもない、北海道の片田舎の町の郷土館がこの数字をクリヤーすることは、結構難しいのではないかと、自画自賛しています。
町からの委託費約250万円ですから、費用対効果としては十分だろうと思っています。
現在、水上勉来町50年記念企画展「飢餓海峡はこうして生まれた」を開催中ですが、来館者のほとんどはここれを観に来る人です。改めて水上さんの人気が高いことを知らされています。
作家が訪れてそれを機縁にして小説(岩内の場合は「飢餓海峡」)が生まれることは、少なくありません。しかし、その地が映画のロケ地になり、さらには、その地のマチュア劇団によって演劇が上演され、それが作者の故郷[この場合は、福井県大飯町(現在はおおい町)]でも公演を行った、というのは稀有なことではないかな、とも思っています。
本企画展では、水上氏来町から公演までの経過も紹介しています。
posted by 岩内町郷土館 at 2010年10月09日16:17 | Comment(0)