岩内町郷土館ブログ

岩内町郷土館でのイベントやお知らせ、
岩内町に関する情報や岩内町の様子などを発信しています。

お知らせ2022年度もありがとうございました!


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 12月1日より令和5年3月31日まで、郷土館は冬季休館です。本年度も皆さまのご来館、ご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございましたにこにこ

 写真は、昭和40年代、岩内でのスケソ子の樽詰めの様子です。11月23日まで開催の第三回企画展「岩内名物スケソとタラコの恩恵120年」では、明治36(1902)年に岩内沖でスケソウダラ魚群が発見され、町の繁栄をもたらした漁業とスケソ加工の歴史を紹介。多くの反響がありました。

 第二回企画展は「岩内のアスリートたち」。スポーツで活躍した岩内の人々を紹介しました。今年度は「とにかく元気の出る展示にしたいね!」と、郷土館職員の間で話しておりました。目標はほぼ達せられたと感じております。

 第一回企画展は「岩内白水会100年」で、ニセコの「土香る会」の方々のご協力を得て、貴重な資料「白水会記録会計」の翻刻を当ホームページ上にて公開。

 たくさんの方々の温かいご協力をいただき、実りの多い活動をすることができました。本当にありがとうございます。

 さて、来年は…また色々企んでおります勝ち誇りぜひお楽しみに!

 来年度は2023(令和5)年4月4日(火)より開館致します。どうぞよろしくお願い申し上げます!

posted by 岩内町郷土館 at 2022年12月06日20:56 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町ふるさと写真集更新

 町の古い写真を、年代ごとに分類してサイト上で閲覧できる写真集「岩内町ふるさと写真集」が公開されています。当郷土館ホームページ左のバナー「岩内町ふるさと写真集」からも開けますのでぜひご覧ください。
https://iwanaidigip.jimdofree.com/

 今回は、昭和30年代の写真を中心に更新、特に子供たちや若者たちの生き生きとした写真を集めてみました。日本列島全部が元気いっぱいの時代です。

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 その中でも注目したのが、「昭和39年(1964)東京オリンピック聖火リレー北海道」についての写真です。聖火は空輸で北海道に渡り、千歳空港から函館までの区間を走りましたが、その時の写真がこの岩内に残っているということは、岩内の聖火ランナーがいたという事です。

 調べてみると聖火ランナーをつとめたのは、当時の岩内高校の男子生徒23名でした。向井孝君、前島孝治君、滝沢繁君、宮下昭夫君と、4人の名前が確認出来ました。聖火は小樽方面から運ばれてきて、稲穂峠のトンネル出口から後志管内エリアをスタートしました。泊、共和、神恵内の少年たちが倶知安駅までをリレー、その第5区間「鉱山配電所」から「国富駅踏切」の二キロの区間を岩内高校生23名が走りました。

 出発式らしき式典が行われているのは、旧国富小学校です。当時は共和町内に十数もの小学校があり、国富にもこんなに立派な小学校校舎があったのですね!


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(上)岩内大浜保育所(か?)子供たちのたくさんいた時代です。
 古い写真を見るのはとにかく楽しいです。新しい発見がいくつもありますよ。

posted by 岩内町郷土館 at 2022年11月15日10:44 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ郷土館資料「白水会記録會計」公開資料となりました

 2022年7月16日。有島武郎が岩内を訪れた、ちょうど100年後のこの日に合わせることが出来ました。
 時代は大正11年(1922)。有島の小説「生れ出る悩み」の主人公モデルとなった画家、木田金次郎を中心とした青年グループ「白水会」が岩内に誕生し、この会では有島武郎の岩内講演会を開催、さらに大学教授や代議士の講演会、普通選挙啓蒙運動、音楽演奏会などなど、当時一流の文化芸術を呼び込み、町内に広げる活動を繰り広げていました。

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「白水会」の大正11年からの活動記録を綴った資料『白水会記録會計』が、この7月16・17日に当岩内町郷土館ホームページとニセコ町「土香る会」ホームページ上にて公開され、一般の方々に閲覧出来るようになりました。

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 土香る会の梅田氏をはじめとした会員の方々により、全ページを画像データ化され難読な本文を翻刻、テキストデータにまとめ上げられたものです。長く膨大な作業に、心より感謝と敬意を表したいと思います。
 ニセコ(狩太)と岩内の、作家有島武郎と画家木田金次郎の深い縁から始まる、「潮の花」咲くがごとき岩内文化の歴史を御覧頂けることと思います。是非とも多くの方に見て頂きたいと思います!

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posted by 岩内町郷土館 at 2022年07月18日13:22 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ国体からオリンピックまで〜岩内のサイクルレーサー伝説

企画展「岩内のアスリートたち」は、8月28日(日)まで開催中です!

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(岩内体育協会20周年記念誌より。中央が中川伊吉氏)

 岩内で自転車が使われ始めたのは大正12年ころ。記録では「中川伊吉が仲間と自転車遠乗会をした」とあります。自転車がまだ高級品で、当時はお金持ちの道楽といわれていましたが、その頃の岩内には62台の自転車がすでにあったそうです。中川氏はやがて「フレンド商会」という自転車業を起し、自転車の普及と競技選手の育成をはじめました。

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(左:昭和初期の岩内自転車サークル。フレンド商会前にて 右:フレンド商会の建物と中川伊吉氏)

 国体「国民体育大会」は、戦後の昭和21年から開催されましたが、その自転車競技種目で、北海道代表として参加していたのはなんと、このフレンド商会から輩出されたレーサー達でした。しかも第一回の昭和21年から昭和32年にかけての連続出場です。北海道の自転車競技のトップ選手が、岩内町から生まれていたという輝かしい歴史がありました!

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(岩内の国体選手の記録。11年連続で出場しています!)

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(昭和27年 北海道新聞 「北海道縦断サイクルレース」の記事)

 昭和27年には、北海道新聞社の創立10周年記念として、北海道縦断サイクルレースが開催されました。釧路から函館まで、総延長761qを4日間で走破するという本格的なレースに、岩内を中心とした後志チームが見事優勝。このメンバーの中に、当時15歳であった岩内の岡田照和、16歳の大沢鉄男が入っていました。岡田、大沢両選手はその後の高校総体、国体でも活躍し、大沢選手は昭和31年のメルボルンオリンピック出場という大舞台まで昇りつめていきました。

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 今回の企画展PRポスターを作るにあたり中心に使いたかったのが、もっとも力強い印象を受けた「大沢鉄男選手の勇姿」でした。

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(昭和31年 大沢選手オリンピック出場壮行会)

 大沢鉄男選手がオリンピック出場した昭和31年は、二年前の昭和29年岩内大火で、町の約八割を焦土にし、その後「不撓不屈の精神」で岩内町が復興を遂げた年でもありました。オリンピック壮行会が行われた記念写真は、旧岩内一中グラウンド(現町民グラウンド)で撮影されています。大沢選手の隣に座っているのは、当時の山本律町長。そして一緒に写っている多くの岩内町民が、あの大火を乗り越え、大きな期待をもって大沢選手を見送っているのが伝わってきます。

 洒落た洋館風の建物だった「フレンド商会」も、大火で焼失したと思われます。岩内の自転車競技については、もっと多くの写真や資料がここにあったかもしれません。
 しかしこの度、いつも郷土館内の活花でお世話になっている岡田先生から、ご主人の故岡田照和さんのものであった、貴重なスクラップブックをお借りすることができました。ありがとうございます!

 中川伊吉さんから始まり、多くの岩内レーサーが活躍していた時代に、改めて光をあてる機会となりました。




posted by 岩内町郷土館 at 2022年07月14日14:56 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ第二回企画展「岩内のアスリートたち」開催中!

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 郷土館での第二回企画展は、町のスポーツの歴史とヒーローたちの活躍を紹介。とにかく躍動感あふれるものにしたい、見る人が元気になるようなものにしたいと思いました! 館内の資料のみならず、町民の皆様よりご協力もたくさんいただきました。

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 2004アテネオリンピック銅メダリスト、田南部 力選手。岩内町内を廻る凱旋パレード。

 岩内のレスリング競技の歴史は、1989(平成元)年のはまなす国体岩内町開催が決まった時からはじまりました。岩内がレスリング競技の会場になるということで、町では選手の育成、子供たちへの競技の普及を目指し、レスリングクラブがつくられました。この「岩内ちびっこレスリング」から、国体、インターハイ、そしてオリンピック選手を輩出するほどのレスリング黄金時代が築きあげられていったのです。

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 岩内出身、岩見沢農高 久米 貴幸選手、高1で全道を制覇。高校は田南部選手の一級下でした。(写真に写ってます)

 久米選手は、岩見沢農高に入るやいなや、一年生で全道優勝を果たしました。二年生では、団体戦で田南部力選手と共に全国大会出場。そして三年生で念願の全国制覇を果たしたのです。

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 平成元年に開催されたはまなす国体、レスリング競技では、岩内出身の斉藤選手が活躍しました。この様子を学生時代の田南部選手、久米選手は見ていたかもしれません。全国からのトップ選手が集まる「国民体育大会」にふれた若い世代が、世界の舞台でのちに活躍することになったのです。こうした歴史を知れば知るほど「岩内のスゴイところ」が改めてわかります。

 しかもレスリングだけじゃないのですよ〜(笑)



posted by 岩内町郷土館 at 2022年06月30日16:45 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ令和4年度岩内町郷土館はじまりました!

本年度も宜しくお願いいたします! 
第一回企画展「郷土館お宝・珍品展part8〜有島武郎と『白水会』の100年」は、4月16日より始まりました。
木田金次郎と佐藤彌十郎を中心とした、大正デモクラシーの時代の若者たち。彼ら白水会の活動が、岩内の文化的素養を豊かに育てる始まりとなりました。


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お天気のいい日は大漁旗でお出迎えいたします〜。

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企画展は6月12日(日)までです。

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posted by 岩内町郷土館 at 2022年04月16日15:49 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町郷土館は令和4年3月末まで冬季休館です!

 2021(令和3)年、本年度も岩内町郷土館へのご来館、ご協力を下さいました皆様、そしてこのページをご覧下さっている皆様、ありがとうございました! 今年はコロナ緊急事態の休館等ご迷惑もおかけいたしましたが、無事に一年を過ごすことが出来ました。御縁のあった皆様に心より感謝申し上げます。

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 このご時世ですのでイベント開催などもままならず、最後の「ぱとりあ歴史さんぽ」も、多くの参加ご希望がありながら、当日の悪天候でやむなく中止となり残念……来年こそは実現します! 楽しい企画も充実させていきたいと思っています。

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 今年も沢山の出会いがありましたが、寂しいお別れもありました。
 長年郷土館理事を務められた清川義明さん。第三代郷土館館長の吉田吉就さん。お二人には多くの御恩を頂きました。心より感謝いたしますとともにご冥福をお祈りします。
 本年度は郷土館開館50周年ということもあり、この半世紀の歴史をまとめた記念誌を刊行いたしました。歴代の理事、館長をはじめ、これまでどれほど多くの方々に、郷土館は支えられて来たことかと改めて気づきました。この礎の上に、私たちは皆さんと共にまた新たな歴史を積み上げて行かなくてはと思います。「先人の勇気ある挑戦を思い起して」と、記念誌に吉田さんが書き残された言葉は燈明のようです。
 来年度も皆さんのご支援ご協力を賜ります様、どうぞ宜しくお願い致します。

IMG_3143.JPG(令和3年11月1日発行の開館50周年記念誌)

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 なお冬季休館中ではありますが、こちらのサイトへのコメントやフェイスブック、メールのお問合せにつきましては受け付けております。お気軽にアクセスしてくださいね!

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posted by 岩内町郷土館 at 2021年12月08日14:53 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ令和3年度第三回企画展「岩内古宇と樺太展」

 暑い夏を凌ぎましたね皆さん! 岩内を吹く風もすっかり秋です。
 岩内町郷土館では、第3回企画展「岩内古宇と樺太展」が始まりました。令和元年、元小中学校の職員であった故・笹浪奨氏のご家族より、岩内に残る旧樺太資料をたくさんご寄贈頂いたのがきっかけでした。

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 この企画展を準備するうちに、近隣の神恵内村郷土資料館とや、にしん御殿とまりにも旧樺太に関わる資料を所蔵されていることがわかり、急遽各教育委員会さんのご協力を得、貴重な資料をお借り、展示することが出来ました。戦後76年、歴史の風化が危惧されるこの今こそ、「旧樺太」を知ることは北海道、古宇の住人として大切なことであると感じます。

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 ひとつひとつの資料に、深いドラマを読み解くことができます。昭和の名力士、横綱大鵬は樺太出身で、戦後の引き揚げで初めて住んだのは、この岩内町の引揚者住宅でした。その建物は現在も残っています。また、引揚げの時に「国境標石」の拓本をとって、荷物に入れて持ち帰り、その由来を子にも詳しく語らずに亡くなった方も。後に拓本は、ご子孫によって神恵内村郷土資料館に寄贈されました。

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 父母、祖父母が樺太にゆかりがあるという方も多いと思います。広大な土地(現在のサハリン島)に、1945年の終戦までに40万人以上の日本人が暮らしていました。戦時下の情勢の中、生きてきた土地を追われて本国日本へ還りました。そのご苦労や悲しみを、ともすれば多く語らずにいたかもしれません。


 今年3月のニュースで、「全国樺太連盟」の解散が報じられ、当事者の記憶や物語が伝わる機会も少なくなりつつあります。岩内町郷土館に託されたものは、その一部ではありますが、沢山の方に御覧いただければと思っております。

 なお、感染症蔓延防止の対策対応として、令和3年9がつ30日(木)までの期間、入館者制限(町内)をいたしております。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。(R)







posted by 岩内町郷土館 at 2021年09月14日12:51 | Comment(2) | TrackBack(0)

お知らせ第二回企画展「岩内の学校100年の歴史」

 令和3年6月26日(土)〜8月29(日)の期間、「岩内の学校100年の歴史」というテーマで企画展が開催されます。

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 準備しながら、まるで大きな流れに飲み込まれるような印象を受けました。まさに岩内の学校の歴史は、時代とともに分離し合流する、大河のようです。その河の源流から、現在に至るまでを展示します。

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 今回は、町立岩内西小学校より貴重な資料を数点お借りしております! 敷島内地区ウエンドマリは、現在国道のトンネル化によって通行不可能な地域となってしまいましたが、かつては集落があり「雷電小学校」もありました。明治40年代から昭和11年まで存在した、その雷電小学校の資料、また、沿革としては地域でもっとも古い、慶應元年(1865)に寺子屋としてはじまった「島野小学校」の資料も初展示いたします!

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お花も見ごろ、お天気もいい季節となりました〜!
皆様のご来館をおまちしております!

 


 

posted by 岩内町郷土館 at 2021年06月26日11:14 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町郷土館は臨時休館中です

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5月31日までとされていた臨時休館でしたが、6月20日までの休館延期となりました。皆様にはご不便をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。なお、6月13日まで開催の予定であった第一回企画展「郷土館お宝・珍品展パート7〜昭和46年〜」は、NOTE.comの新しい岩内町郷土館サイトhttps://note.com/iwanaikyoudo/n/n49d21371d8bb
で特別に公開展示しております! 連載ですよ〜。ぜひぜひご覧ください。

posted by 岩内町郷土館 at 2021年05月29日12:40 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ令和3年度の岩内町郷土館オープンです!

まだまだ風は少し冷たいのですが、岩内町郷土館は本日よりオープンです!

午前中より、ホールの生け花奉仕をして下さる岡田先生をはじめ、教育委員会担当のみなさま、地域おこし協力隊の面々にまじり、一般のご来館者もちらほらと。
 ありがとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いいたします!

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郷土館第一回企画展「岩内町郷土館 開館50周年記念企画展 郷土館お宝・珍品展〜昭和46年」は、4月17日(土)より開催いたします! 皆様お待ちしておりますー!

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野束川に写る「さかさ岩内山」

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郵便ポスト。今時期は草も少ないので枝の間からその姿がよく見えます。

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岩内の空と海は、これからいよいよ見ごたえありですよ〜

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posted by 岩内町郷土館 at 2021年04月06日16:40 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせお知らせです

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本格的な冬到来となりました。
岩内町郷土館は冬季休館となり、隅から隅までしんとしております。
前庭の保津船も、教育委員会の皆様のお陰で冬囲いをされ
ホップ発見の地石碑も何もかも真っ白です。
令和2年度も、たくさんの方にご来館いただき、たくさんの方に支えていただきました。
ありがとうございました。
来年度も宜しくお願い致します。

長年の間、郷土館館長をつとめてこられました
坂井弘治館長が、12月11日に永眠されました。
冬季閉館間際の11月29日には「ぱとりあ通信」の出来具合や来年度の運営のことなど
病院から電話連絡があり、最後の最後まで勤めを果たされた姿にただ感謝の念で一杯です。
お会いしたことのある多くの方に、それぞれの思い出があると思います。
その思い出を語りに、また岩内町郷土館にお立ち寄り頂ければ幸いです。
来年度、温かい4月春が待ち遠しいです。

本日きれいに雪かきをして、少しの間すべての明かりをつけて、
岩内町郷土館よりお見送りをさせていただきました。

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posted by 岩内町郷土館 at 2020年12月14日20:39 | Comment(2) | TrackBack(0)

お知らせ郷土館 お宝・珍品展を開催中です。

郷土館に納められている「郷土資料」は、絵画や文学などの文化的なもののみならず、大小さまざまな産業の道具であったり、古代から中世、近世の人びとの生活の道具であったりと、多岐にわたります。そんなたくさんの収蔵品の中から、しばらくお目にかかっていない懐かしいものや、最近新しく寄贈していただいたものなどを、この機会にお披露目しましょう! 「お宝・珍品展」はそんな企画展です。

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アンティークな卓上扇風機ですが、結構な重量があります。こちらは、昭和十年代のもの。「芝浦製作所」と製造プレートにありますが、芝浦製作所はのちに「東京芝浦電気株式会社」となり、おなじみの「東芝電気」となるのです。

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こちらは、昭和20年代の三菱電機製。羽が三枚になっています(にわか扇風機マニア)

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1972年(昭和47)札幌オリンピックでの、聖火リレーに使われた、聖火トーチです。倶知安から小沢、国富、そして仁木へ向かい、聖火は岩内には入りませんでしたが、当時の岩内高校3年生の坂田秀美君が、選手として一区間を走ったそうです。

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明治の開拓判官松本十郎の掛け軸です。
松本十郎は、明治2年から明治8年の間、北海道根室に赴任しました。その折に作成した紀行文を書き記し、すばらしい絵も入れて、退官後、最晩年の大正5年、時の根室支庁長前田氏に贈ったものが、この掛け軸です。

企画展の一部をご紹介しました! 
期間は11月23日(月祝)までですよ〜。
(R)

posted by 岩内町郷土館 at 2020年10月25日14:45 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ本年度第二回企画展「島野神社と島野の人びと」

 今年は、岩内町野束川の西側「旧島野村」と「岩内町」が合併して65周年となります。昭和30年(1955)4月1日。前年の岩内大火で町の八割を焼失、大打撃を受けた岩内町は、古来より関係の深かった島野村と合併。新生岩内町として復興に立ち上がりました。この合併がなかったら、その後の岩内は、そして島野は、はたして今日のようにあったでしょうか。

 郷土館に残る島野神社の神祭具や、たくさんの方から提供された古写真をもとに、島野の歴史をあらためて紹介しています。島野地区ゆかりの方も、そうでない方もぜひぜひご覧ください。お待ちしております!

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 昭和2年の後志地区写真集から見つけました。島野地区の海岸線の様子です。一番奥がビンの岬。現在の鳴神トンネル入り口、新井田古番屋(現敷島内漁港)付近。そこから岩内方面へ向けて。家々や石積みで作られた漁場が連なっています。

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 敷島内地区、坂の上付近の海岸には、現在も石垣積みが残っている場所があります。

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 敷島内、斉藤漁場の建物。

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 その前浜には、やはり石積みの遺構がありました!

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 西尾家のレンガ積み倉庫。

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 立派な瓦屋根が残っています。

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 大正3年の写真集に残っていた「鰊御殿」の写真。敷島内の畑沢要吉邸です。


posted by 岩内町郷土館 at 2020年08月13日10:50 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町郷土館は6月2日より開館しております!

長期のコロナ閉館が終了し通常開館しておりますが、年間予定の変更など、今年度のいろいろが大幅に遅れております。が、スタッフ一同気合で頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします! 皆様のご来館お待ちしております! 

posted by 岩内町郷土館 at 2020年06月20日15:46 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町郷土館は、5月15日(金)まで休館中です

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 北海道からの要請を受け、郷土館は、5月15日(金)まで休館といたします。ご用件がございましたらお電話にてお問合せ下さい。なおメール、ブログ、FB、メッセンジャー等もつながりますので、お問合せ等はこちらでも受け付けております。よろしくお願いいたします。皆様どうぞご自愛くださいますよう。

posted by 岩内町郷土館 at 2020年05月07日13:05 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ令和2年度の岩内町郷土館

当館は、令和2年5月6日(水)まで、臨時休館中となっております。本年度の企画展、イベントのお知らせは、令和2年5月20日以降に改めてお知らせする予定です(現在の掲載内容は、昨年度のものです。お間違えの無いようお願いします)。よろしくお願いいたします。

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 これまで歩んできた先人たちの知恵の中に、答えが見つかるのではないでしょうか。

 岩内町には、これまでさまざまな困難を乗り越えてきた不撓不屈の精神があります。

 こんな中でも、明るく笑っている人がいっぱいいます。

 みんなで助け合って、乗り越えていきましょう!
            
 (2020年4月28日 職員一同)

posted by 岩内町郷土館 at 2020年04月28日13:03 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ令和元年度もありがとうございました!

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11月30日、本年度の通常開館を終了しました。郷土館は来年度三月末まで、冬季休館となります。
本年度もたくさんのご来館、ありがとうございました。また全国各地から資料調査等、専門の方がいらっしゃいました。当館としても収蔵資料の奥深い情報を得る事多々あり。感謝です。

北海道のニシン漁のこと、日本のボーイスカウトのことなど、また改めて資料をととのえ、岩内町内外、ご来館の皆さんにお伝えできると思います。がんばります! 来年度も宜しくお願い致します。

なお、郷土館は冬季休館中ですが、こちらのブログ、そしてフェイスブックは年中無休で情報発信いたしております! 引き続き宜しくお願い致します。

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posted by 岩内町郷土館 at 2019年12月07日18:05 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ今年も郷土館いくべコンサート

 明日11月3日(土)13;45〜は、郷土館いくべコンサート。村田さんのフルート演奏と、郷土館100年オルガンの演奏があります! 今年最後、平成最後のイベントです〜。

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 国産としては日本最古のリードオルガン。明治38年製です。かつて町の有志が修復保存にたちあがり、今ここに100年あまり昔の美しい音色を復活させました。郷土館では来館のお客様どなたにでも、自由にさわって、弾いていただいております。

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 ペダルを踏みつつ、弾きこなすにはなかなか難しいのですが……。
 本格的な演奏を、このたび奏者の岩城美紀子さんにご披露していただきます! 演目は童謡からクラシックなどなど多彩。子供さんからおじいちゃんおばあちゃん、ご家族みんなでお楽しみ下さい!

posted by 岩内町郷土館 at 2018年11月02日14:48 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせいよいよ7月7日(土)より!企画展「松浦武四郎と岩内地方」

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 安政4年(1857)蝦夷地をくまなく探検、調査していた幕府御雇人松浦武四郎は、5月9日イワナイへ向かい、イソヤより雷電山へ入りました。
 その時、雷電峠に佐右衛門という樵の男がおり、話をきけば
「自分は昔から山稼ぎをしていたものですが、山中で羆の難に遭ったことが一度もありません。これは日頃熊野権現様を深く信仰しているおかげです。それでぜひともこの辺りに、熊野様をお祀りする社を建てたいのですがいかがでしょう」と。
 武四郎は「それこそ私も同じ思いである」と、奉行に熊野神社の建立を上奏しようと話します。
 そこで一通の手紙をしたためてこの男に渡し、近いうちに御奉行様一行がここを通るから、その折に、家来衆にそれを渡すように言い、岩内へと向かったのでした。
 5月18日、函館奉行堀利熙(ほりとしひろ)蝦夷地巡見の一行が来ました。『堀奉行随行録 蝦夷地・樺太巡見日誌 入北記』の中で、その当時のことを著者の玉蟲佐太夫がこう書いています。
「我に向かい一封の書を差し出す者あり、その名を見ると松浦武四郎の書であった。何故と開き見れば、この男は数年来、樵(きこり)を生業として山稼ぎをしているが、一度も熊の害にあったことがない。かねてより熊野権現を信仰しているからだといい、熊野権現社をここに建てたいそうなのでこれを鎮台(奉行所)へ願い出て欲しいとのこと」
 すぐにこのことを鎮台(堀奉行)へお伝えすると、鎮台はことのほか喜び、付近の土地と金千疋(2両2分)を佐右衛門に賜りました。
 写真の扁額の「熊野」は、安政4年11月、松浦武四郎の願い出により、堀奉行が揮毫したものです。裏書は、竹四郎の直筆です。

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(安政3年 松浦武四郎雷電越えの大油彩画)





posted by 岩内町郷土館 at 2018年07月01日09:46 | Comment(0) | TrackBack(0)