岩内町郷土館ブログ
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ひとりごと | 長田幹彦作詞「岩内音頭」にはまる
郷土館の宝庫、三階資料室でさがしものをしていると、全く別の方向に引き寄せられ思いがけない貴重な発見があり、はまっていくと更に抜け出せなくなる沼状態(TωT)。
「岩内音頭」は昭和9年(1934)、当時の流行作家長田幹彦作詞、中山晋平作曲で制作された岩内のご当地歌謡曲。昭和初期の映像の中では芸者さんたちが輪になって踊っている光景が残っています。
当時の岩内は鰊が消え、代わってスケソウダラ漁景気が盛んになっていた頃。この地域では小樽に次ぐ発展を遂げていました。中央の(札幌ではない)文化人や政財界の要人等が数多く岩内を訪れ、滞在していた記録があります。
その、作家長田幹彦の資料。岩内音頭の生原稿はもちろん、発禁いわくつきの歌謡曲「島の娘(長田幹彦作詞)」を歌った小唄勝太郎の生写真、渡辺はま子のブロマイド写真、湯の町エレジーの近江敏郎の写真、そしてご存知の方も多いと思いますが、竹久夢二美人画の原画ー幹彦小説の表紙絵ーと、出していくときりがなくなり、閉館時間ぎりぎりにまずは資料箱にフタをして、棚の奥にしまい込んだのでした。
いずれまた必ずや機会を作り、ご紹介したい資料です。
一階展示室にある100年オルガンで、今日は専属演奏家の岩城先生が、文団協50周年記念式の演奏の練習に来られています。
このオルガン演奏のレパートリーにもなっている「岩内音頭」。岩内が漁業盛んで華やかな時代に作られたものなのですが、手拍子合いの手を入れつつも、どことなく漂う哀愁。絶妙の名曲です。
♪ヤレサよいとよいと よいとよいやせー(r)
posted by 岩内町郷土館 at 2019年05月24日23:49 | Comment(0) | TrackBack(0)
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