岩内町郷土館ブログ
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できごと | 5月、郷土館で見つけたもの。こんなところにー!
寒い日が続きますね〜と思っていたら今日、ホップのツルがにょきにょき伸びているのを発見。年々大きくなっているように感じます。
発見といえば、今回の企画展は「郷土館お宝・珍品展」。ポスターのうたいには「おもしろ発見!郷土館」ということで、ちょっと展示物の中より面白い発見をば。
企画展示の中に大きな木皿、ご覧になりましたか。継ぎ目なく一本の大きな木株より削られたものです。むかしの人の手作業は本当に素晴らしいですね。
その表面に「やまき」という屋号が刻まれているのを発見。この屋号は明治期岩内のにしん漁大親方、濱喜三郎のものです。人呼んで「やまきの殿様」大変豪華な暮らしをしていたがにしん不漁とともにあっさり没落という天国と地獄の典型を、屋号とともに町史に刻んでおります。
第二展示室のガラスケース。床掃除途中ふと見れば、こんなところに「(屋号いりかせ)工藤守 寄贈」とかいてあります。
いりかせはかつてあった「料亭うきよ」。現在のうきよ通りの名はここからはじまります。料亭、ホテル業、岩内の繁華街では古くから歴史のあった屋号です。おそらくは郷土館が昭和46年に開館の時、寄贈されたものです。
中身もさることながら、ガラスケースも年代もの(笑)。
そして、この郷土館には開館から現在にいたるまで、たくさんの一般町民の方の思い入れとご協力があったのだと感じます。
本日また新たに寄贈品がありました。
島野の漁師の大親方、小塚漁場で使われていた立派な御膳です。
ありがとうございました。
posted by 岩内町郷土館 at 2017年05月17日16:49 | Comment(1)