岩内町郷土館ブログ

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お知らせ令和3年度第三回企画展「岩内古宇と樺太展」

 暑い夏を凌ぎましたね皆さん! 岩内を吹く風もすっかり秋です。
 岩内町郷土館では、第3回企画展「岩内古宇と樺太展」が始まりました。令和元年、元小中学校の職員であった故・笹浪奨氏のご家族より、岩内に残る旧樺太資料をたくさんご寄贈頂いたのがきっかけでした。

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 この企画展を準備するうちに、近隣の神恵内村郷土資料館とや、にしん御殿とまりにも旧樺太に関わる資料を所蔵されていることがわかり、急遽各教育委員会さんのご協力を得、貴重な資料をお借り、展示することが出来ました。戦後76年、歴史の風化が危惧されるこの今こそ、「旧樺太」を知ることは北海道、古宇の住人として大切なことであると感じます。

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 ひとつひとつの資料に、深いドラマを読み解くことができます。昭和の名力士、横綱大鵬は樺太出身で、戦後の引き揚げで初めて住んだのは、この岩内町の引揚者住宅でした。その建物は現在も残っています。また、引揚げの時に「国境標石」の拓本をとって、荷物に入れて持ち帰り、その由来を子にも詳しく語らずに亡くなった方も。後に拓本は、ご子孫によって神恵内村郷土資料館に寄贈されました。

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 父母、祖父母が樺太にゆかりがあるという方も多いと思います。広大な土地(現在のサハリン島)に、1945年の終戦までに40万人以上の日本人が暮らしていました。戦時下の情勢の中、生きてきた土地を追われて本国日本へ還りました。そのご苦労や悲しみを、ともすれば多く語らずにいたかもしれません。


 今年3月のニュースで、「全国樺太連盟」の解散が報じられ、当事者の記憶や物語が伝わる機会も少なくなりつつあります。岩内町郷土館に託されたものは、その一部ではありますが、沢山の方に御覧いただければと思っております。

 なお、感染症蔓延防止の対策対応として、令和3年9がつ30日(木)までの期間、入館者制限(町内)をいたしております。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。(R)







posted by 岩内町郷土館 at 2021年09月14日12:51 | Comment(0) | TrackBack(0)