岩内町郷土館ブログ

岩内町郷土館でのイベントやお知らせ、
岩内町に関する情報や岩内町の様子などを発信しています。

お知らせ2022年度もありがとうございました!


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 12月1日より令和5年3月31日まで、郷土館は冬季休館です。本年度も皆さまのご来館、ご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございましたにこにこ

 写真は、昭和40年代、岩内でのスケソ子の樽詰めの様子です。11月23日まで開催の第三回企画展「岩内名物スケソとタラコの恩恵120年」では、明治36(1902)年に岩内沖でスケソウダラ魚群が発見され、町の繁栄をもたらした漁業とスケソ加工の歴史を紹介。多くの反響がありました。

 第二回企画展は「岩内のアスリートたち」。スポーツで活躍した岩内の人々を紹介しました。今年度は「とにかく元気の出る展示にしたいね!」と、郷土館職員の間で話しておりました。目標はほぼ達せられたと感じております。

 第一回企画展は「岩内白水会100年」で、ニセコの「土香る会」の方々のご協力を得て、貴重な資料「白水会記録会計」の翻刻を当ホームページ上にて公開。

 たくさんの方々の温かいご協力をいただき、実りの多い活動をすることができました。本当にありがとうございます。

 さて、来年は…また色々企んでおります勝ち誇りぜひお楽しみに!

 来年度は2023(令和5)年4月4日(火)より開館致します。どうぞよろしくお願い申し上げます!

posted by 岩内町郷土館 at 2022年12月06日20:56 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町ふるさと写真集更新

 町の古い写真を、年代ごとに分類してサイト上で閲覧できる写真集「岩内町ふるさと写真集」が公開されています。当郷土館ホームページ左のバナー「岩内町ふるさと写真集」からも開けますのでぜひご覧ください。
https://iwanaidigip.jimdofree.com/

 今回は、昭和30年代の写真を中心に更新、特に子供たちや若者たちの生き生きとした写真を集めてみました。日本列島全部が元気いっぱいの時代です。

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 その中でも注目したのが、「昭和39年(1964)東京オリンピック聖火リレー北海道」についての写真です。聖火は空輸で北海道に渡り、千歳空港から函館までの区間を走りましたが、その時の写真がこの岩内に残っているということは、岩内の聖火ランナーがいたという事です。

 調べてみると聖火ランナーをつとめたのは、当時の岩内高校の男子生徒23名でした。向井孝君、前島孝治君、滝沢繁君、宮下昭夫君と、4人の名前が確認出来ました。聖火は小樽方面から運ばれてきて、稲穂峠のトンネル出口から後志管内エリアをスタートしました。泊、共和、神恵内の少年たちが倶知安駅までをリレー、その第5区間「鉱山配電所」から「国富駅踏切」の二キロの区間を岩内高校生23名が走りました。

 出発式らしき式典が行われているのは、旧国富小学校です。当時は共和町内に十数もの小学校があり、国富にもこんなに立派な小学校校舎があったのですね!


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(上)岩内大浜保育所(か?)子供たちのたくさんいた時代です。
 古い写真を見るのはとにかく楽しいです。新しい発見がいくつもありますよ。

posted by 岩内町郷土館 at 2022年11月15日10:44 | Comment(0) | TrackBack(0)

ひとりごと8月9日 長崎原爆投下の日

 岩内町郷土館には、長崎で被爆し、家族を失いながらも被害者の救済に尽力した医学博士、随筆家の永井隆博士の書簡と「マリア像画」があります。
 寄贈者は、岩内町の増山ヨシさんのご遺族です。増山ヨシさんは、永井博士の著書「この子を残して」に感銘し、母を失い、ボロきれで遊ぶ博士の子供たちを不憫に思い、手作りの人形を送りました。そのお礼状が病床の永井博士から直接届いたのだそうです。

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 綺麗に額装されて、長年大切に保管されていたものを、増山さんのお子さんの手から郷土館にご寄贈いただきました。時折この情報を知り、博士の書かれたものを見たいと希望してご来館する方もいらっしゃいます。

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 永井博士はベストセラー「この子を残して」の他にも、「長崎の鐘」という名曲を残した方です。朝ドラ「エール」でも吉岡秀隆が「永井武」役で出ていましたね。

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 1945(昭和20)年の8月9日の長崎原爆忌から、今年は77年。1951(昭和26)年の永井博士のご逝去から71年。この町にいた一人の女性の真心が、悲惨な運命を背負った被爆地に届いていたこと。尊いことだと思います。
 そういえばと、よく「針仕事」をする町のお母さん達の姿を思い出しています。お手製の巾着やちょっとした小物など、とても気前よくゆずって下さいます。岩内の母さんの真心って本当にあったかいです。

posted by 岩内町郷土館 at 2022年08月09日10:38 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ郷土館資料「白水会記録會計」公開資料となりました

 2022年7月16日。有島武郎が岩内を訪れた、ちょうど100年後のこの日に合わせることが出来ました。
 時代は大正11年(1922)。有島の小説「生れ出る悩み」の主人公モデルとなった画家、木田金次郎を中心とした青年グループ「白水会」が岩内に誕生し、この会では有島武郎の岩内講演会を開催、さらに大学教授や代議士の講演会、普通選挙啓蒙運動、音楽演奏会などなど、当時一流の文化芸術を呼び込み、町内に広げる活動を繰り広げていました。

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「白水会」の大正11年からの活動記録を綴った資料『白水会記録會計』が、この7月16・17日に当岩内町郷土館ホームページとニセコ町「土香る会」ホームページ上にて公開され、一般の方々に閲覧出来るようになりました。

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 土香る会の梅田氏をはじめとした会員の方々により、全ページを画像データ化され難読な本文を翻刻、テキストデータにまとめ上げられたものです。長く膨大な作業に、心より感謝と敬意を表したいと思います。
 ニセコ(狩太)と岩内の、作家有島武郎と画家木田金次郎の深い縁から始まる、「潮の花」咲くがごとき岩内文化の歴史を御覧頂けることと思います。是非とも多くの方に見て頂きたいと思います!

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posted by 岩内町郷土館 at 2022年07月18日13:22 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ国体からオリンピックまで〜岩内のサイクルレーサー伝説

企画展「岩内のアスリートたち」は、8月28日(日)まで開催中です!

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(岩内体育協会20周年記念誌より。中央が中川伊吉氏)

 岩内で自転車が使われ始めたのは大正12年ころ。記録では「中川伊吉が仲間と自転車遠乗会をした」とあります。自転車がまだ高級品で、当時はお金持ちの道楽といわれていましたが、その頃の岩内には62台の自転車がすでにあったそうです。中川氏はやがて「フレンド商会」という自転車業を起し、自転車の普及と競技選手の育成をはじめました。

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(左:昭和初期の岩内自転車サークル。フレンド商会前にて 右:フレンド商会の建物と中川伊吉氏)

 国体「国民体育大会」は、戦後の昭和21年から開催されましたが、その自転車競技種目で、北海道代表として参加していたのはなんと、このフレンド商会から輩出されたレーサー達でした。しかも第一回の昭和21年から昭和32年にかけての連続出場です。北海道の自転車競技のトップ選手が、岩内町から生まれていたという輝かしい歴史がありました!

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(岩内の国体選手の記録。11年連続で出場しています!)

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(昭和27年 北海道新聞 「北海道縦断サイクルレース」の記事)

 昭和27年には、北海道新聞社の創立10周年記念として、北海道縦断サイクルレースが開催されました。釧路から函館まで、総延長761qを4日間で走破するという本格的なレースに、岩内を中心とした後志チームが見事優勝。このメンバーの中に、当時15歳であった岩内の岡田照和、16歳の大沢鉄男が入っていました。岡田、大沢両選手はその後の高校総体、国体でも活躍し、大沢選手は昭和31年のメルボルンオリンピック出場という大舞台まで昇りつめていきました。

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 今回の企画展PRポスターを作るにあたり中心に使いたかったのが、もっとも力強い印象を受けた「大沢鉄男選手の勇姿」でした。

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(昭和31年 大沢選手オリンピック出場壮行会)

 大沢鉄男選手がオリンピック出場した昭和31年は、二年前の昭和29年岩内大火で、町の約八割を焦土にし、その後「不撓不屈の精神」で岩内町が復興を遂げた年でもありました。オリンピック壮行会が行われた記念写真は、旧岩内一中グラウンド(現町民グラウンド)で撮影されています。大沢選手の隣に座っているのは、当時の山本律町長。そして一緒に写っている多くの岩内町民が、あの大火を乗り越え、大きな期待をもって大沢選手を見送っているのが伝わってきます。

 洒落た洋館風の建物だった「フレンド商会」も、大火で焼失したと思われます。岩内の自転車競技については、もっと多くの写真や資料がここにあったかもしれません。
 しかしこの度、いつも郷土館内の活花でお世話になっている岡田先生から、ご主人の故岡田照和さんのものであった、貴重なスクラップブックをお借りすることができました。ありがとうございます!

 中川伊吉さんから始まり、多くの岩内レーサーが活躍していた時代に、改めて光をあてる機会となりました。




posted by 岩内町郷土館 at 2022年07月14日14:56 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ第二回企画展「岩内のアスリートたち」開催中!

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 郷土館での第二回企画展は、町のスポーツの歴史とヒーローたちの活躍を紹介。とにかく躍動感あふれるものにしたい、見る人が元気になるようなものにしたいと思いました! 館内の資料のみならず、町民の皆様よりご協力もたくさんいただきました。

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 2004アテネオリンピック銅メダリスト、田南部 力選手。岩内町内を廻る凱旋パレード。

 岩内のレスリング競技の歴史は、1989(平成元)年のはまなす国体岩内町開催が決まった時からはじまりました。岩内がレスリング競技の会場になるということで、町では選手の育成、子供たちへの競技の普及を目指し、レスリングクラブがつくられました。この「岩内ちびっこレスリング」から、国体、インターハイ、そしてオリンピック選手を輩出するほどのレスリング黄金時代が築きあげられていったのです。

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 岩内出身、岩見沢農高 久米 貴幸選手、高1で全道を制覇。高校は田南部選手の一級下でした。(写真に写ってます)

 久米選手は、岩見沢農高に入るやいなや、一年生で全道優勝を果たしました。二年生では、団体戦で田南部力選手と共に全国大会出場。そして三年生で念願の全国制覇を果たしたのです。

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 平成元年に開催されたはまなす国体、レスリング競技では、岩内出身の斉藤選手が活躍しました。この様子を学生時代の田南部選手、久米選手は見ていたかもしれません。全国からのトップ選手が集まる「国民体育大会」にふれた若い世代が、世界の舞台でのちに活躍することになったのです。こうした歴史を知れば知るほど「岩内のスゴイところ」が改めてわかります。

 しかもレスリングだけじゃないのですよ〜(笑)



posted by 岩内町郷土館 at 2022年06月30日16:45 | Comment(0) | TrackBack(0)

ひとりごと6月25日(土)より「岩内のアスリートたち」

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 岩内町郷土館第二回企画展「岩内のアスリートたち」が、6月25日(土)より。現在着々と準備をすすめており、町内の関係者各位さまにも資料ご提供などのご協力を頂いているところです! ありがとうございます!

 郷土館二階に保管されている競技用自転車は、昭和31(1956)年、メルボルンオリンピック自転車競技に出場した、郷土岩内出身大沢鉄男選手の自転車です。

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 昭和29年(1954)の岩内大火から2年後。不撓不屈の岩内人たちが町を一から再建し、公共の建築物をわずか2年で再建、復興が宣言されたその年のこと。大沢選手のオリンピック出場は、町の復興に花を添えるかのような誇らしい、明るいニュースでした。もちろん町をあげての応援がなされました。
 その競技用自転車が、今はひっそりと郷土館の二階にくつろいでいます。「SILK」というメーカーは、当時の片倉自転車というメーカーの「片倉シルク」というブランド。国産のロードレース用自転車の嚆矢であり、オリンピック日本選手の公式自転車でした。なぜシルクという名前なのかというと、片倉工業は元々製糸紡績業の大手であり、世界文化遺産となった「富岡製糸場」の所有者であったという歴史があります。車体の部分を丁寧に細かく観察してみると、知らなかった歴史がまた一つ、また一つと浮かんできます。

 岩内のスポーツの歴史を取り上げる企画展。実は初の試みです。岩内は文化、芸術の町ということはこれまでも多く取り上げて来たのですが、忘れてならないもう一つのお宝は、町のスポーツの英雄(ヒーロー)です。そしてそのお宝が生まれる背景には、古くから豊かな町であったからこその、スポーツ振興の歴史がやはりあったのです。

 特にスポーツに興味はないという人でも、甲子園に地元の高校が出ると「ガンバレ!」って思います。最近ではカーリングのロコ・ソラーレの活躍に全道が熱くなりました。身近なスポーツ選手を応援したくなるのは、愛郷心(故郷を思う心=パトリオティズムpatriotism)の自然な発露です。
 そして、オリンピックなど大きな大会に出場したあと、選手たちの多くが言葉にするのは「応援してくれた多くの人々、支えてくれた地元の人々への感謝」です。スポーツを介して人々は、国や故郷への思いを共有し、深めることが出来るのだと思います。

 郷土館にぴったりのテーマではありませんか!(笑)


 

posted by 岩内町郷土館 at 2022年06月11日15:08 | Comment(0) | TrackBack(0)

できごと第一回歴史講座「1922有島武郎の岩内講演」

去る4月24日、郷土館にて歴史講座を開催しました。テーマは「1922年有島武郎の岩内講演」。有島の、生涯の最初にして最後の岩内訪問についてお話をしました。

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(安達牧場の有島武郎(左)と木田金次郎)

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(岩内白水会。前列右が29歳の木田金次郎)

1922(大正11)年、今から100年前の7月、有島武郎は木田金次郎をはじめとする白水会の要請で、岩内を訪れ講演をしました。その詳しい様子が記録された『白水会記録會計』と、昭和3年に雑誌「婦人倶楽部」に掲載された『有島武郎の日記』をもとに、有島が岩内のどこに滞在し、何を食べどんなことを思ったのか。その様子を時を追って調べてみました。

まず、狩太の駅から小沢で乗り換え、岩内の駅に降りた有島武郎は、御鉾内町(現在のドーム公園付近)の藤田旅館に入ります。

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(当時の藤田旅館。右は昭和5年岩内地図の拡大部分)

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(昭和5年岩内地図。関連するところに〇がついています)

 その後、岩内町役場議事堂へ向かい、およそ一時間半の講演を行います。演題は「惜しみなく愛は奪ふ」。会場は400名もの聴衆が詰めかけ、さらに講演のあと宿に戻ってからも、有志の青年たちと深夜まで対話をしています。「実に彼らの熱心な事には驚くほかなかった」と有島は回想します。
 中央から遠く離れた北海道の西端の漁業の町で、これほど多くの人々が熱心に有島の話に触れたということ。岩内は「進取の気質」の町であるということがよくわかります。

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(明治36年に竣工した岩内町役場。議事堂はこの中にあったと思われる)

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(岩内女子小学校)

 次の朝、村上別荘を訪れたのち、有島は女子小学校で男子小学校からも来た生徒約600人を前に講演します。演題は「一人の為めに」。有島は講演中「涙が出て仕方なかった」と語ります。子供たちの純粋な命に対し、真剣に語りかけた有島の姿が浮かびます。有島の文章は当時、小学校の教科書にも採用されていました。
当時の岩内の子供たちは、どんな思いで作家の言葉を受け止めたでしょうか。

 その後、有島は木田金次郎の家を訪れて、昼食を振舞われます。
 金次郎の父、木田久蔵は当時健在で、所有している漁場がその後漁港工事の影響で失われてしまうのですが、いまだ現役であった漁業家木田家を訪れています。

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(昭和5年岩内地図の木田久蔵の家。現在の大和埠頭付近)



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(安達牧場。笑顔の有島武郎)

 その午後、有島は三十人ほどの青年たちとともに、安達牧場へ散策します。牧場では夏の爽やかな風が吹き、新鮮な牛乳、菓子などが出され、有島は心のままにホイットマンの詩を朗読します。「時間の短いのが惜しまれた」と回想します。

 これがちょうど100年前の、有島武郎の岩内訪問でした。
 一年後、悲しい心中事件が起こる事など誰も想像し得なかったほど、平穏な幸福な訪問でした。そしてこの訪問と出会いが「白水会」という青年グループを生み出し、大正デモクラシーの時代の岩内において、人々の人生に大きな波紋を生み出していくのでした。



posted by 岩内町郷土館 at 2022年04月27日12:41 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ令和4年度岩内町郷土館はじまりました!

本年度も宜しくお願いいたします! 
第一回企画展「郷土館お宝・珍品展part8〜有島武郎と『白水会』の100年」は、4月16日より始まりました。
木田金次郎と佐藤彌十郎を中心とした、大正デモクラシーの時代の若者たち。彼ら白水会の活動が、岩内の文化的素養を豊かに育てる始まりとなりました。


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お天気のいい日は大漁旗でお出迎えいたします〜。

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企画展は6月12日(日)までです。

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posted by 岩内町郷土館 at 2022年04月16日15:49 | Comment(0) | TrackBack(0)

お知らせ岩内町郷土館は令和4年3月末まで冬季休館です!

 2021(令和3)年、本年度も岩内町郷土館へのご来館、ご協力を下さいました皆様、そしてこのページをご覧下さっている皆様、ありがとうございました! 今年はコロナ緊急事態の休館等ご迷惑もおかけいたしましたが、無事に一年を過ごすことが出来ました。御縁のあった皆様に心より感謝申し上げます。

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 このご時世ですのでイベント開催などもままならず、最後の「ぱとりあ歴史さんぽ」も、多くの参加ご希望がありながら、当日の悪天候でやむなく中止となり残念……来年こそは実現します! 楽しい企画も充実させていきたいと思っています。

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 今年も沢山の出会いがありましたが、寂しいお別れもありました。
 長年郷土館理事を務められた清川義明さん。第三代郷土館館長の吉田吉就さん。お二人には多くの御恩を頂きました。心より感謝いたしますとともにご冥福をお祈りします。
 本年度は郷土館開館50周年ということもあり、この半世紀の歴史をまとめた記念誌を刊行いたしました。歴代の理事、館長をはじめ、これまでどれほど多くの方々に、郷土館は支えられて来たことかと改めて気づきました。この礎の上に、私たちは皆さんと共にまた新たな歴史を積み上げて行かなくてはと思います。「先人の勇気ある挑戦を思い起して」と、記念誌に吉田さんが書き残された言葉は燈明のようです。
 来年度も皆さんのご支援ご協力を賜ります様、どうぞ宜しくお願い致します。

IMG_3143.JPG(令和3年11月1日発行の開館50周年記念誌)

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 なお冬季休館中ではありますが、こちらのサイトへのコメントやフェイスブック、メールのお問合せにつきましては受け付けております。お気軽にアクセスしてくださいね!

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posted by 岩内町郷土館 at 2021年12月08日14:53 | Comment(0) | TrackBack(0)